骨性癒着歯の詳細については、以下を参照してください。
定義
骨性癒着歯とは、歯根が顎に永久的に結合している状態です。歯の周りを保護する歯根膜がなくなっているため、歯を動かすことができません。歯根は顎の骨に永久的に癒着している状態になります。
骨性癒着歯は、ときに歯肉線より高く、あるいは低くなること以外、通常の歯と外観は変わりません。歯は、歯肉から生えている途中で骨性癒着を起こすことがあります。その場合、成長が途中で止まってしまうため、通常、歯は短くなります。
原因
医学的には、歯根の周りから歯根膜が消失し、骨性癒着が起こる原因ははっきりわかっていませんが、何らかの理由で歯根膜が損傷します。その原因の1つとして疑われるのが、歯の外傷、特に咬合性外傷です。
通常、歯が癒着したことによる症状や痛みはなく、多くの場合、患者の口内を診察したり、X線撮影をしたり、ブレースを使用する際に発見されます。骨性癒着歯は、そのままにしておくか、外科的に取り除くしかありません。
解決方法
骨性癒着歯の患者であっても、クリアアライナーを装着することは可能です。ただし、クリアアライナーで動かせるのは、癒着していない歯だけだということは覚えておいてください。医師は、骨性癒着歯が疑われる場合、デンタルミラーで歯を軽く叩くことができます。骨性癒着歯は、他の歯の鈍い音やこもった音と比べて、叩いたときに硬い音がします。その後、X線で確認することができます。
コメント
0件のコメント