デジタルパワーチェーン

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• 定義
• 用途
• デジタルパワーチェーンの依頼方法

定義

「パワーチェーン」とは、従来、メタルブレースに巻きつけて歯同士を近づけるために使用されるエラスティックのことです。

デジタルパワーチェーンは「バーチャルパワーチェーン」とも呼ばれ、指に挟むことができる実体のあるアイテムではなく、「歯を移動させる」ものと捉えてはいけません。デジタルパワーチェーンの考え方は、すべての歯が元のアーチ形状に適合した状態のままで、ソフトウェア技術者がデジタルパワーチェーンを適用した歯と歯の接触部を締め付けるというものです。アーチ形状が舌側に動いたとしても、その動きは感知できません（0.2 mm未満）。

実際にゴムバンドが使用されるわけではありませんが、同様の効果が得られます。構成用ソフトで歯がわずかに変更されることで、歯同士が締め付けられます。また、緊密な接触は矯正を制限するため、回転やアライメントが必要な歯が含まれるような「デジタルパワーチェーン」を依頼することはおやめください。

用途

デジタルパワーチェーンは、以下のような場合に使用します。

治療終了時に隙間がある、または治療終了時に隙間ができると予想される患者

デジタルパワーチェーンの依頼方法

デジタルパワーチェーンを依頼する方法については、以下を参照してください。

1. デジタルパワーチェーンは通常、治療終了時に依頼します。

• 治療終了時にデジタルパワーチェーンを依頼する場合は、修正で依頼を行います。患者のアライナーが引き続きフィットしている場合、症例提出時や症例修正の際に新たに印象をとる必要はありません。 

2. 症例を提出する際に、デジタルパワーチェーンを依頼することもできます。

• 治療開始時にデジタルパワーチェーンを依頼する場合は、症例提出時に「追加の指示」欄で具体的に依頼を行う必要があります。