ディンプル - 配置場所 Jamie L. Somers - Global T&E Director 2020年12月03日 00:21 更新 フォローする 取り上げる内容: オーバーコレクションとディンプルに関する情報など、ディンプルの定義と使用法 保定ポイント追加のための適切なディンプルの配置 回転のための適切なディンプルの配置 ディンプルの傾斜のための適切なディンプルの配置 ディンプルのトルキングのための適切なディンプルの配置 ディンプルの平行移動のための適切なディンプルの配置 定義 ディンプルとは、クリアアライナーのプラスチックに作る小さいへこみです。ディンプルで歯の圧力が増すため、ディンプルが歯を移動するときのサポートになり、アライナーの保定力を増すことができます。 使用法 ディンプルは次の目的に使用できます: 回転 小さな傾斜移動 頬側/舌側の移動 アライナーの保定ポイントの追加(注: アライナーを支える適切なポイントがないとき、保定ポイントを追加します。アライナーは、球根状歯で最高の働きをします。臨床的短歯冠の歯や頬側や舌側の表面が平らな場合、アライナーは簡単には活用できません。アライナーの保定力を与える手段としてエンゲージャーを使用します。) ディンプルによる力は、アライナーの力を越えることはないので、ディンプルは摩耗していない新鮮なアライナーの中に置くか、保定力不足の場合は、アライナーの交換を要請すると良いでしょう。 オーバーコレクションとディンプル: 治療セットアップでオーバーコレクションを要請すれば、ディンプルの必要性を軽減でき、場合によってはディンプルの必要性がなくなります。可能であれば、治療セットアップで綿密に計画したオーバーコレクションを採用する方がディンプルを作成するよりメリットがあります (ディンプルは、アライナーごとにオーダーメイドであり、1 本か 2 本の歯に限定されるからです)。 ディンプルは、移動しにくい歯の治療時の圧力増加手段として使用します。ただし、歯を移動できる距離には制限があるので、アライナーの中で、ディンプルの反対側に歯を移動する十分なスペースが必要です。これは、通常、アライナーと歯の間の空隙のサイズによって制限されます。 オーバーコレクションとディンプル作成にはさまざまな方法があります。臨床医によっては、できるだけオーバーコレクションを利用して、ディンプルは移動しにくい場合にのみ採用する人もいます。一方、前述のように、ディンプルは選択した移動にしか有効でないため、オーバーコレクションの使用は考えず、必要に応じてアライナーにディンプルを作成する人もいます。 ディンプルの作成方法... ディンプルは、ディンプル作成 プライアーで作成します。さまざまなメーカーがディンプル作成 プライアーを製造しており、できあがるディンプルは少しずつサイズが異なります。加熱を必要とするプライアーもあればそうでないものもあります。具体的な指示内容については、それぞれのプライアー製造元にご確認ください。 ディンプルの作成位置: 保定力追加のため: 保定力をアライナーに追加するため - ディンプルは、アライナーの舌側と顔側の 2 本の歯の間に作成します。 回転では: 遠位回転のため - ディンプルは、歯の舌側近心側と顔側遠位側に作成します。 近心回転のため - ディンプルは、歯の舌側遠位側と顔側近心側に作成します。 傾斜では: ディンプルは、歯の舌側近心側と顔側遠位側に作成します。 舌側傾斜では、ディンプルを歯の顔側近心側と遠位側に配置します。 近心傾斜では、ディンプルを咬合 1/3 の位置の歯の遠位面の舌側と顔側に配置します。 遠位傾斜では、ディンプルを咬合の 1/3 の箇所の歯の近心表面の舌側と顔側に配置します。 トルキングでは: (エンゲージャーは、トルキングにお勧めしますが、移動が小さい場合のみです。歯にトルクをかけるオプションとしては、新しいアライナーが最適です。治療困難な歯では、複数の交換が必要な場合があります。) 舌側にトルクを加えるには、1 つのディンプルを顔側歯肉側に配置します。 顔側にトルクを加えるには、1 つのディンプルを舌側歯肉側に配置します。 近心側にトルクを加えるには、ディンプルを歯の歯肉側の遠位面の顔側と舌側に配置します。 遠位側にトルクを加えるには、ディンプルを歯肉側の歯の近心側表面の顔側と舌側に配置します。 平行移動では: (エンゲージャーには、近心側と遠位側の大きな移動が必要です。移動を妨げる接触がある場合、IPR が必要になることがあります。) 舌側に平行移動するには、ディンプルを中心の顔側咬合の 1/3 の箇所と顔側歯肉側に配置します。 顔側に平行移動するには、ディンプルを中心の舌側咬合の 1/3 の箇所と舌側歯肉側に配置します。 近心側に平行移動するには、ディンプルを歯の舌側遠位面で、咬合の 1/3 の箇所と歯肉側に配置します。そして、ディンプルを歯の顔側遠位面で、咬合の 1/3 の箇所と歯肉側に配置します。 遠位側に平行移動するには、ディンプルを、歯の舌側近心側表面で、咬合の 1/3 の箇所と歯肉側に配置します。そして、ディンプルを歯の顔側近心側面で、咬合の 1/3 の箇所と歯肉側に配置します。 Zendura では、クリアアライナーにおけるプライアーのすぐれた取り扱い説明を以下のサイトで提供しています: http://www.zenduradental.com/pages/fabrication-minor-tooth-move 関連記事 アライナーがフィットしない – ロッキング (片側はフィットするが、もう一方の側がフィットしない) オーバーコレクション リテーナーの注文 - 新しい医師のポータル 症例の提出-ドクターポータル コメント 0件のコメント サインインしてコメントを残してください。
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。