対象トピックス
コンディション
コンディション、治療目標およびケースに使用する治療オプションを評価して、症例の難易度を判断できます。 印刷用ガイドをこちらからダウンロードしてください。
以下のコンディションが存在する場合でもクリアアライナー治療が不可能なわけではありませんが、そのような状態が良好なクリアアライナー患者としての患者様の適性にどのように影響し、結果にどのような悪影響を及ぼす可能性があるかを検討しなければなりません。患者様がこれらのコンディションのうち10個に該当し、そのすべての治療を計画する場合、3つの状態を治療する場合と比較して、はるかに複雑かつ困難な症例を取り扱うことになります。
骨格の不均衡 |
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欠損歯の範囲 |
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傾斜した歯 |
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回転した歯 |
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叢生 |
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開咬 |
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過蓋咬合(オーバーバイト) |
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形成異常の歯 |
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形成異常の歯根または歯冠 |
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埋伏歯 |
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未萠出歯 |
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抜歯 |
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交叉咬合 |
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筋肉の不均衡 |
唇の筋肉が非常に硬く、歯の前方への移動が妨げられている場合など。 |
歯周病 |
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大きなスペース |
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既存のインプラント |
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既存の修復物 |
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TMD |
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ブラキシズム |
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患者:
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目標
患者様と話し合い、治療の目標を決定します。
- 患者の現在の状態について話し合います
- 患者がクリアアライナー治療で何を解決したいのか把握します
- 望ましい結果を達成するために患者自身に求められることについて説明します
- その他の健康上のメリットについて話し合います
治療および(価格)オプションの選択
ClearCorrectは、いくつかの治療オプションを提供しています。
一部の地域では、ご利用いただける治療オプションが限られている場合があります。お住いの地域でご利用いただけるオプションについては、最寄りの ClearCorrectまたはStraumannの担当者にお問い合わせください 。
FLEX
FLEXは、多すぎず、少なすぎず、必要な治療をご利用いただき、使った分だけお支払いいただけます。
注: これらのガイドラインは、治療オプションを選択する際のあくまでも推奨であり、絶対的なものではありません。患者に必要な検査を行い、あなたおよび患者の目的に最適な治療オプションを判断するのは、担当医師の責任です。
一部の地域では、ご利用いただける治療オプションが限られている場合があります。お住いの地域でご利用いただけるオプションについては、最寄りの ClearCorrectまたはStraumannの担当者にお問い合わせください 。
以下の場合にFLEXをお勧めします:
- 矯正を要するコンディションの数が少ない
- 効果的な矯正を行うために必要なアライナーの数(15セット以下 + 2セットのリテー)が比較的少ないと予想される場合
- IOTN指標(出典1)の口腔衛生コンポーネントのグレード1~2に該当
- 以前の矯正治療からの軽微な後戻りを治療する場合(軽度の前歯部の叢生など)
- 修正ケース(追加修正が必要な場合や選択した治療オプションに含まれていない場合など)
- シングルアーチ治療
- 極めて基本的な移動のみが必要な場合
MINI
MINIは、極めて軽度なケースの治療オプションです(治療6か月内に1回の修正を含む12セットのアライナー)。
注: これらのガイドラインは、治療オプションを選択する際のあくまでも推奨であり、絶対的なものではありません。患者に必要な検査を行い、あなたおよび患者の目的に最適な治療オプションを判断するのは、担当医師の責任です。
一部の地域では、ご利用いただける治療オプションが限られている場合があります。お住いの地域でご利用いただけるオプションについては、最寄りの ClearCorrectまたはStraumannの担当者にお問い合わせください 。
以下の場合にMINIをお勧めします:
- 極めて中程度のケース
- 矯正を要するコンディションの数が少ない
- 比較的少ないアライナー(1回の修正を含む12セットのアライナー)で効果的な矯正を期待できる場合
- IOTN指標(下記の出典1)の口腔衛生コンポーネントのグレード1~2に該当
- 以前の矯正治療からの軽微な後戻りを治療する場合
- 審美ゾーン(ソーシャルシックス)の治療
- 軽度のコンビネーション治療(従来の矯正歯科とクリアアライナー間の移行)
- 予想できる移動のみが必要な場合
FLEXおよびMINIは、以下のような症例に最適です...
わずかなローテーション |
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軽度の正中線の不一致 |
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軽度の叢生矯正 |
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軽度の空隙歯列矯正 |
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軽度のアーチデベロップメントまたは拡大 |
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歯冠の前方傾斜または唇側傾斜 |
ONE
ONE治療オプションは軽度なケース向けです(治療1年内に最大24セットのアライナー、1セットのリテーナーおよび1回の修正が含まれます)。
注: これらのガイドラインは、治療オプションを選択する際のあくまでも推奨であり、絶対的なものではありません。患者に必要な検査を行い、あなたおよび患者の目的に最適な治療オプションを判断するのは、担当医師の責任です。
一部の地域では、ご利用いただける治療オプションが限られている場合があります。お住いの地域でご利用いただけるオプションについては、最寄りの ClearCorrectまたはStraumannの担当者にお問い合わせください 。
以下の場合にONEをお勧めします:
- 矯正を要するコンディションの数が中程度
- 治療に必要なステップが12ステップ以上、24ステップ未満
- IOTN指標(下記の出典1)の口腔衛生コンポーネントのグレード2~3に該当
- 単純な叢生/空隙歯列の矯正
- 過蓋咬合およびオーバージェットの軽減
- 単純な交叉咬合の矯正
- 傾斜および回転した歯の改善
- 唇側へ傾斜した歯
- 予想できる中程度の移動が必要な場合
TWO
TWOは中程度のケース向けです(治療2年内に最大48セットのアライナー、2回の修正および2セットのリテーナーが含まれます)。
注: これらのガイドラインは、治療オプションを選択する際のあくまでも推奨であり、絶対的なものではありません。患者に必要な検査を行い、あなたおよび患者の目的に最適な治療オプションを判断するのは、担当医師の責任です。
一部の地域では、ご利用いただける治療オプションが限られている場合があります。お住いの地域でご利用いただけるオプションについては、最寄りの ClearCorrectまたはStraumannの担当者にお問い合わせください 。
以下の場合にTWOをお勧めします:
- 矯正を要するコンディションの数が中程度
- 治療に必要なステップが24ステップ以上、48ステップ未満
- IOTN指標(下記の出典1)の口腔衛生コンポーネントのグレード2~3に該当
- 中程度の叢生/空隙歯列の矯正
- 過蓋咬合およびオーバージェットの矯正
- 中程度の交叉咬合矯正
- 軽度・中程度の上下歯列の不一致の矯正
- 予想できる中程度の移動が必要な場合
ONEおよびTWOは、以下のような症例に最適です...
中程度から重度のローテーション |
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中程度から重度の叢生矯正 |
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大きなスペースの閉鎖 |
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交叉咬合の矯正 |
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唇側へ傾斜した歯 |
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過蓋咬合の改善 |
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オーバージェットの改善 |
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傾斜または回転した歯の改善 |
THREE
THREE治療オプションは中程度から重度なケース向けです(3年間内に最大72セットのアライナー、3回の修正と3セットのリテーナーが含まれます)。
注: これらのガイドラインは、治療オプションを選択する際のあくまでも推奨であり、絶対的なものではありません。患者に必要な検査を行い、あなたおよび患者の目的に最適な治療オプションを判断するのは、担当医師の責任です。
一部の地域では、ご利用いただける治療オプションが限られている場合があります。お住いの地域でご利用いただけるオプションについては、最寄りの ClearCorrectまたはStraumannの担当者にお問い合わせください 。
以下の場合にTHREEをお勧めします:
- 中程度からコンディションの数が多い場合の矯正
- 治療に必要なステップが48ステップ以上、72ステップ未満
- IOTN指標(下記の出典1)の口腔衛生コンポーネントのグレード3~5に該当
- 中程度から重度の叢生/空隙歯列の矯正
- クラスIIおよびIII不正咬合の矯正
- 上下歯列の不一致(過蓋咬合、離間咬合)の矯正
- 前歯および臼歯のローテーションおよび臼歯の補正
- スピーの大きな弯曲の矯正
- 難しい移動が必要な場合
UNLIMITED
UNLIMITED治療オプションは、重度なケース向けです(5年間に必要な数のアライナー、交換、修正、リテーナーが含まれます)。
注: これらのガイドラインは、治療オプションを選択する際のあくまでも推奨であり、絶対的なものではありません。患者に必要な検査を行い、あなたおよび患者の目的に最適な治療オプションを判断するのは、担当医師の責任です。
一部の地域では、ご利用いただける治療オプションが限られている場合があります。お住いの地域でご利用いただけるオプションについては、最寄りの ClearCorrectまたはStraumannの担当者にお問い合わせください 。
以下の場合にUNLIMITEDをお勧めします:
- 矯正を要するコンディションの数が相当多い
- 複数回の修正の可能性がある場合(一般的に、治療中のアライナーの数が多いほど修正の可能性は高くなります)
- IOTN指標の口腔衛生コンポーネントのグレード3~5に該当(UNLIMITEDは条件を超えた場合のみ)(下記の出典1参照)
- 抜歯を伴うケースの治療
- 骨格性症例の矯正
- 複数のフェーズで治療する場合(下記の出典3参照)
- 拡大装置やディスタライザー装置など、各種の補助装置を必要とする複雑なコンビネーション治療(下記の出典2参照)
- コンプライアンスが懸念される場合
- 兵役、妊娠、結婚、頻繁な旅行など、治療中断の可能性がある患者
- 難しい移動が必要な場合
THREEおよびUNLIMITEDは以下の症例に最適です…
前方歯の著しい回転 |
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臼歯の回転 |
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複数の抜歯 |
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前後方向の矯正(遠心移動または近心移動) |
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スピーの大きな弯曲の矯正 |
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圧下および挺出 |
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臼歯を直立させる |
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開咬の矯正 |
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過蓋咬合の矯正 |
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臨床歯冠が短い |
出典
1) “Index of Orthodontic Treatment Need (IOTN)” by Evans R. and Shaw W. C. A preliminary evaluation of an illustrated scale for rating dental attractiveness. European Journal of Orthodontics 1987; 9:314-318 https://academic.oup.com/ejo/article-abstract
2) “Creative Adjuncts for Clear Aligners, Part 1: Class II Treatment” S. Jay Bowman DMD, MSD, Frank Celenza DDS, John Sparaga DMD, Moschos A. Papadopoulos DDS, DMD, Kenji Ojima DDS, James Cheng-Yi Lin DDS www.jco-online.com/archive/2015/02/83/
3) “Eruption guidance in the mixed dentition: A case report” Weon Kim, Tae & Park, Jae. (2008). The Journal of clinical pediatric dentistry. 32. 331-9. 10.17796/jcpd.32.4.gt1504402674437p
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