トラッキングしていない上顎側切歯に関する情報は、以下を参照してください。
定義
上顎側切歯の治療は、成人症例では特に困難であることが証明されており、側切歯の回転、挺出、圧下はよく問題になります。 側歯は、治療遵守に問題がなく、緊密な接触がない場合でも、修正後にアラインメントされていない状態で残ることがあります。
原因
上顎側切歯の最も大きな課題は、隣接する上顎中切歯と比べて比較的小さな歯であることです。 サイズが小さいと、アライナーの材料が歯の移動に対応するための歯牙構造が小さくなります。
さらに、上顎切歯と比較すると幅が狭いため、切縁の回転モーメントを加えることが困難になります。つまり、アライナーが保持する歯の部分が少なくなります。
また、側切歯の歯根の位置も複雑な問題です。側切歯は中切歯の後に萌出するため、アーチ長が不足している状態では、歯根が口蓋側にずれることがよくあります。このような場合、側切歯の切縁を動かして整列させるだけではなく、歯根も大きく移動させる必要があります。
移動が困難な上顎側歯は、以下の原因によって引き起こされることもあります。
- 骨性癒着歯
- 矮小歯
解決方法
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以上の点を考慮すると、側切歯の移動に追加の対策が必要となるのは驚くべきことではありません。
以下の方法をお試しください。
- エンゲージャー、歯根傾斜（トルク）、およびオーバーコレクションを治療構成に取り入れることで、必要な動きを実現します。
- 歯が骨性癒着歯や矮小歯でないことを確認します。
- 必要な動きに応じて、ディンプルや補助装置を使用します。
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