切縁のギャップの詳細については、以下を参照してください。
定義
切端ギャップ (大または小) は、歯の切端とアライナー間にギャップがある状態です。切端ギャップは、通常症例が計画からずれている兆候です。
原因s
切端ギャップの原因は以下のとおりです:
- 患者が指示を守らず、毎日 22 時間以上装着が必要な推奨スケジュールに従わない。
- 現在の 装着スケジュールでは、患者の歯が必要なだけ移動していない。適切な歯の移動に見合うだけの時間が過ぎていない。
- 圧力不足かスペース不足 のために歯の移動が確認できない (回転、挺出、圧下、トルキング、傾斜、平行移動)。
- アライナーでエンゲージャーがフィットしていない
解決策
まず、以下の対策を講じてください:
- 治療プランでコンプライアンスチェックポイントを確認してください。コンプライアンスチェックポイント で患者に連絡をとっていない場合、患者がアライナーを装着されておらず、患者は指示を守らない患者ということになります。指示を守らない患者については、指示に従ってしかるべき措置を講じてください。
- クリアアライナー治療における禁忌を確認してください。クリアアライナー治療における禁忌を確認してください。
- 臨床的短歯冠がないか確認してください。患者にそのような症例が見受けられたら、指示に従ってこの問題を解決してください。
- バックトラッキングを試してください。前回のアライナーをさらに 2 週間余分に装着すると、そのステップで予定した必要な移動が完了する可能性があります。これが問題であれば、歯が必要なだけ移動するよう、患者の装着スケジュールを延長することもできます。
- 以下のステップを、小さい 1~2 mm 切端ギャップか 3~4 mm 切端ギャップで試してください。
- 以上の措置をすべて試みて、患者のコンプライアンスにも問題がないのに、アライナーがフィットしていない場合は、いよいよ症例修正を要請する段階です。どの患者も、それぞれの生理機能は異なります。患者に対するクリアアライナー治療が、ときに難しいのはそのためです。
小さい1~2 mm の切端ギャップの場合 (通常のほとんどのシナリオ)
- 前回のアライナーが完全におさまっていて、多少のゆるみが出てきていることを確認してください (患者がそのアライナーを装着してアポイントに来るはずです)前回のアライナーが完全におさまっていない場合は、さらに 1 週間延長して装着させてください。
- 前回のアライナーがうまくおさまっている場合は、元のアライナーを再挿入し、患者を家に帰して、アライナーが所定の位置におさまるまで Chewies/コットンロールを自宅で毎日数時間噛んでもらいます。
- 1 週間したら患者を呼んで、ギャップが閉じていること確認します。
- ギャップが解消されない場合は、各ステップでどの歯を移動するかを示す担当医の治療プランを見直します。一部の叢生歯列には、歯の移動を妨げる緊密な接触があります。ハンドストリッピングによるきつい接触の解消方法について記事を参照してください。
- 予定した押し出しについて、担当医の 治療セットアップを見直します。挺出ができない場合、切端ギャップが生じることがあります。補助具による歯の押し出し方法に関する記事を参照してください。
- 予定した回転ができていない場合は、アライナーがうまくおさまっておらず、その結果、切端ギャップが生じていると思われます。記事 回転のトラブルシューティングの方法 を参照してください。
- エンゲージャーが整列していない場合は、記事エンゲージャーがアライナーに合っていないを参照してください。
3~4 mm 切縁ギャップの場合 (発生はまれ)
- 前回のアライナーが完全におさまっていて、多少のゆるみが出てきていることを確認してください。そうなっていない場合は、さらに 1 週間装着を延長してください。最適な結果を得るためには、この段階で別のアライナーを ClearCorrect に注文するのが良いでしょう。新しいアライナーは接触が再び固くなります。次のアライナーにうまく収めるために必要な歯の移動が完了していなければなりません
- 前回のアライナーがうまくおさまっている場合/おさまりがゆるい場合、後のアライナーに 3~4 mm の切縁ギャップがある場合、治療セットアップで移動を確認してください。その場合は、挺出とむずかしい移動の両方またはそのいずれかを試してみます。時には、アライナーによるこれらの移動の 1 つ以上でおさまりがむずかしくなる場合があります。その場合の対策を次に示します:
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- むずかしい移動を予定した場合は、その意味を患者に伝え、帰宅時に自宅用の Chewies を持って帰ってもらいます。アライナーは、このような移動しにくい状況が少しでも解消されれば、最終的には所定の位置におさまります。
- ただし、1~2mm のギャップの症例では、歯やアライナーに前述の多少のトラブルシューティングが必要になります。以上の問題の発生時には、上のステップ 3~7 が適用できれば、それらを実行してください。
- うまく適合した前回のアライナーに基づいて修正を要請できます。そうでない場合、新しい印象を用意して送ってください (この状況では推奨)。
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