アライナーがフィットしない – ロッキング (片側はフィットするが、もう一方の側がフィットしない)

ロッキングアライナーに関する情報については、以下を参照してください。




定義

ロッキングとは、アライナーの片側はフィットしているが、もう一方の側はそうでない状態を言います。トラッキングしている側は、正しくフィット (面一で) していますが、トラッキングがうまくできない側はまったく収まろうとしていません。

アライナーをどちらかの側に取り付けようとしても結果は同じですが、これは伸縮能力を越えて伸ばしたときにアライナーがゴムバンドのような働きをするためです。トラッキングがうまくできていない側を先に取り付けようとすると、トラッキング側のアライナーを取り付けるときに、トラッキングがうまくできない側が頬の側の歯肉部分でさらに持ち上がり、極度の圧力が生じます。

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原因

アライナーロッキングは、以下のどれかの理由で発生します:

  • 使用した印象に小さな歪みがあった
  • 臼歯が予定どおり遠心移動していない
  • 問題のアーチが予定どおり広がっていない
  • 保定力がない

まれな原因:

  • 暑い季節には、特に車内などの高温にさらされてアライナーが歪むことがある。
  • アライナー治療をする歯科医が認識していない歯に患者がシーラントやレストレーションを装着している。



解決策

患者のアライナーがロッキングしている場合は次のようないくつかの対処方法があります:

  • 元の印象に印象歪みがないか調べる。これで、トラッキング問題がどうして始まったかをピンポイントで確認できる場合があります。
  • プライヤーでディンプルを追加してみる
  • 前回のアライナーでバックトラッキングを試して見る
  • エンゲージャーを追加する (エンゲージャーを追加するには症例修正を要請する必要があります。)
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