治療計画については、以下を参照してください。
治療の概要
治療計画には、治療の各フェーズに関する簡単な説明と推奨事項が記載されます。フェーズに関するすべての関連情報が、各フェーズの箱に入っている1枚の用紙に表示されます。標準的なフェーズにはアライナーが最大12セット入っています。
治療計画に記載されている記号およびその意味についての説明をダウンロードできます。
治療計画のナンバリングシステム
ステップの識別システムを理解することが、患者の来院を予定するのに役立ちます。たとえば、IPR、エンゲイジャーおよび治療遵守チェックポイントは常に、各フェーズ中、奇数番号のステップの定期診察に予定されます。
治療計画では、治療の現在のフェーズのみ色が付いています。他のフェーズ白黒です。
治療計画の記号
用紙には各定期診察の説明が記載されます。手順の種類ごとに固有の記号があることに注目してください。
IPR
ピンクの三角形IPR(interproximal reduction)を表します。特に難しい動き(回転、挺出、圧下)を行う際に、歯間にIPRを実施すると、歯を動かすのに必要なスペースができます。
IPRについて詳しくは以下をご覧ください。
- IPRチュートリアル動画
- 症例の修正を回避できるように、強いコンタクトを通過させる方法
治療遵守チェックポイント
グレイ涙のアイコン治療遵守チェックポイントを表します。治療遵守チェックポイントは、患者の治療遵守を確認しやすいように作成されています。治療遵守チェックポイントより前に実施されたIPRによりできたスペースが、その時点では閉鎖していることを確認します。それでもまだ間隙があれば、患者の治療不遵守の可能性があります。
この状況では、次のステップに移行することや、予定のIPRがあってもそれを実施することはできません。その代わり、次のアライナーセットまたは予定のIPRに進む前に、患者に前回のステップをさらに2週間装着してもらい、次回の診察で治療遵守を再確認します。
治療遵守チェックポイントを実施するには、ワックスなしのデンタルフロスを使用して、表示のある歯間のコンタクトを確認します。
エンゲイジャーの追加
緑四角形はエンゲイジャーを追加する時点を表します。エンゲイジャーは、歯がより難しい動き(回転、圧下、挺出)を行うのを助けるため、アライナーに追加の力を与えます。
エンゲイジャーについて詳しくは以下をご覧ください。
エンゲイジャーの取外し |
小さな黒色の×はエンゲイジャーの取外しを表します。 |
抜歯 |
大きなグレーの×は抜歯を表します。 |
欠損歯 |
点線は欠けている歯を表します。 |
ポンティック |
ポンティックはグレイで色付け。 |
動かす歯 |
動かす歯はピンクで色付け。 |
歯式図
実施すべき処置の説明が歯式図の下部に記載されます。
歯式図には上記と同じ記号が示され、それらの処置を実施する箇所が全体像で一目でわかるようになっています。実施するIPRが0.1、0.2、0.3 mmのいずれかを示すため、IPRの三角形の幅も変わります。
ステップごとに図がありますが、フェーズ中偶数のステップには処置が推奨されません(患者が自宅で偶数のステップを開始するため)。
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