口腔内スキャンの問題については、以下を参照してください。
口腔内スキャナーを使用することによって、正確度が増し「再採得」の回数が減りますが、それでも不備は生じます。
これらの問題のいくつかは弊社側で取り除くことも可能ですが、技工士側に当て推量をもたらし、理想的とは言いがたいフィットのアライナーのリスクを招きます。
以下に、口腔内スキャンを行う際に遭遇する可能性のある、非常によく見られる問題を3つと、その回避方法を挙げます。
スキャンの穴
- 説明:上顎歯列弓および下顎歯列弓のスキャンの穴
- 原因:穴は口腔内スキャナーが歯の解剖学的形態のキャプチャに失敗した場合に生じます。
- 回避方法:スキャンの際に穴ができるのを回避するには、歯全体をキャプチャできるよう、スキャナーを確実に十分長く歯に留めてください。解剖学的形態が欠損していないことを確実にするため、次の4分円に移る前にスキャンを確認してください。
歯肉の欠損
- 説明:歯肉領域のデータが非常に少ない。
- 原因:歯肉の欠損は、口腔内スキャナーが歯肉領域のキャプチャに失敗した場合に生じます。
- 回避方法:スキャンの際に歯肉領域が欠損するのを回避するには、歯肉領域全体および歯肉線をキャプチャするため、必ず口腔内スキャナーを歯肉に向けて回転させるようにしてください。歯肉が確実に3~4 mmキャプチャされるようにするため、次の4分円に移る前にスキャンを確認してください。
余分なデータ
- 説明:歯に付随する余分なデータ。
- 原因:余分なデータは、歯の表面が十分にキャプチャされていないため、スキャナーのソフトウェアが余分なデータを加えることによって埋め合わせした場合に生じます。
- 回避方法:スキャンの際に余分なデータができるのを回避するには、歯全体をキャプチャできるよう、スキャナーを確実に十分長く歯に留めてください。解剖学的形態が欠損していないことを確実にするため、次の4分円に移る前にスキャンを確認してください。
コメント
0件のコメント